家の中で生活をしていて、一番多く掃除するのは『床』だと思います。
最近は、『フローリング』の部屋が多いので、簡単に掃除することができます。
しかし、フローリングにはいくつか種類があり、適切な掃除方法が変わります。
もしかしたら、普段から間違った方法でフローリングの掃除をしているかもしれません。正しい掃除方法や注意点、メンテナンスについて知ることで、フローリングをきれいな状態のまま使い続けることができるようになります。
そのため、まずは自宅のフローリングの種類について調べておきましょう。
その上で、『種類に合わせた掃除方法』を覚えておくと良いでしょう。
この記事では、フローリングの掃除方法や注意点について解説しています。
フローリング掃除の手順
フローリングの種類によって掃除方法は変わります。
そのため、まずは『フローリングの種類』について確認していきましょう。
フローリングは大きく2つに分けられます。
①無垢フローリング(単層フローリング)
天然の木だけを使った床材です。無垢フローリングは塗装の方法で「自然塗装(オイル塗装)」と「ウレタン塗装」の2つに分かれます。
また「自然塗装(オイル塗装)」のみメンテナンス方法が違い、基本的に乾拭きのみになります。
②複合フローリング
複数の板を重ねた床材で、一般的に多く使われています。
フローリングは『水分に弱い』です。
表面を塗装していても、継ぎ目などから水分が入り込むと傷んでしまいます。
ここからは「無垢フローリング(ウレタン塗装)」と「複合フローリング」の掃除方法について解説していきます。
【用意するもの】
- クイックルワイパーなどのフロアモップ
- ドライシート
- 掃除機
- 雑巾2枚
- 中性洗剤
- バケツ
- ワックス
クイックルワイパーなどで全体のホコリを取る
まずは、クイックルワイパーなどの先にドライシートを取り付けて、ホコリや髪の毛を集めましょう。なぜなら、最初に掃除機をかけてしまうと、床に落ちているホコリを舞上げてしまうからです。
ただし、小石などの硬いものを引きずってしまうと傷が付くので、目に見える大きなゴミは手で取り除いておきましょう。
小さなゴミは掃除機で吸い取る
次に、フローリングの継ぎ目に入り込んだホコリやごみを、掃除機で吸い取ります。
汚れが目立つポイントは雑巾で水拭き
落ちない汚れがある場合は、雑巾で水拭きをします。ただし、フローリングは水分に弱いので、雑巾は固く絞って短時間で済ませましょう。
また、窓を開けて風通しを良くしておきましょう。
水拭きをした後は水滴の跡が残らないように、乾拭きもしましょう。
皮脂汚れや食べ物のカスは中性洗剤を使おう
フローリングに付いた皮脂汚れや食べ物のカスなどを放っておくと、ベタついたり黒ずんだりする原因になります。
この場合は、中性洗剤を使いましょう。
バケツにぬるま湯と中性洗剤を少量垂らして混ぜ、雑巾を濡らしてから固く絞り汚れを拭き取ります。その後に、洗剤を拭き取るための水拭きと乾拭きをします。
ワックスをかける
お好みで、フローリング用のワックスをかけても良いでしょう。ワックスをかけるとフローリングがピカピカになって、部屋が明るくなります。
ワックス用のシートを使うと、簡単に済ませることができるので便利です。ただし、ワックスをかける前は念入りに掃除をしておきましょう。
ホコリやごみがある状態でワックスをかけると、一緒に固まってしまいます。また、生活していると表面のワックスがすり減っていきますので、半年に1回のペースでワックスをかけると、きれいな状態を維持できます。
普段のお掃除で気をつけたいポイント
普段の掃除はクイックルワイパーなどに、ドライタイプのシートを付けてホコリを取ります。空気中のホコリは寝ている間にフローリングの上に落ちてくるので、朝起きてから早めに掃除するのがおすすめです。
また、しつこい汚れを落とすために中性以外の洗剤を使うと、ワックスまで一緒に落としてしまう可能性があります。
注意点に気を付けながら、フローリングの種類に合わせて掃除をしましょう。
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