パソコンは『粗大ごみ』として処分できないことをご存知ですか?
なぜなら、パソコンリサイクル法(資源有効利用促進法)によって、処分する方法が決まっているからです。
この法律は、パソコンに使われている金属や部品を取り出し、再利用することが目的です。
パソコンを処分する方法はたくさんあるので、それぞれの特徴を知っておきましょう。
この記事では、パソコンの処分方法について解説しています。
パソコンを処分する前に
パソコンを処分する前に下記の作業をしましょう。
- データを新しいパソコンに移行する
- 必要なデータをバックアップする
- 残っている不要なデータは消去する
簡単に解説していきます。
【データの移行】
- Windows転送ツールを使う
- データ移行できるソフトを使う
- データ移行サービスを使う
自分でできない場合は、業者に依頼することもできます。
【バックアップ】
- 外付けHDD
- USBメモリ
パソコンの中にあるデータ容量に合わせて、外付けHDDなどを用意してデータを保存しておきます。
ちなみに、『ごみ箱を空にする』や『初期化』をしても、復元ソフトでデータを取り出すことができるので注意しましょう。
【不要なデータの消去方法】
- 専用のソフトを使う
- データ消去サービスを使う
自分で行うのが不安な場合は、データの消去もセットになっている処分方法を選ぶと良いでしょう。
パソコンの処分方法
まずは、リサイクルの対象になるものを確認しておきましょう。
- デスクトップパソコン本体
- ノートパソコン
- 液晶ディスプレイ
- ディスプレイ一体型パソコン
上記以外の付属品は、パソコンリサイクル法の対象外になります。
※小型家電リサイクル法の対象です。
それでは、パソコンの処分方法について見ていきましょう。
パソコンメーカーに回収を依頼する
パソコンメーカーに回収を依頼する場合は、自社製品のみの対応になります。
メーカーのWEBサイトから、パソコン回収の申込みができます。
パソコンメーカーに回収を依頼する場合の特徴として以下が挙げられます。
- 『PCリサイクルマーク』がある場合は、無料で回収する
- マークが無い(無くした)場合は、回収費用を負担する必要がある
- パソコン本体やディスプレイなど、1品ずつ申請する必要がある
- データは自分で消去する
メーカーによって詳細は異なりますので、WEBサイトで確認しておきましょう。
購入した家電量販店やパソコンショップに回収を依頼する
家電量販店やパソコンショップは、各店舗で対応が大きく異なります。
その中でも、処分費用がかからない場合のみまとめてみました。
【インバースネット(ヤマダ電機)】
- 廃棄+送料が無料の回収サービス
- データは消去してくれる
- パソコン本体のみが対象
【エディオン】
- 店頭引き取りの場合は無料
- データは消去してくれる
- パソコン本体のみが対象
【ケーズデンキ】
- 店頭引き取りの場合は無料
- データは自分で消去する
- パソコン本体のみが対象
【ドスパラ】
- 大手パソコンショップの買取サービス
- 動くパソコンは買取査定をしてくれる(廃棄もしてくれる)
- 送料無料
- データは消去してくれる
- 本体以外のパーツも対応している
自治体の回収BOXなどで回収してもらう
自治体に回収してもらう場合は、各自治体によって方法が違います。ですから、必ずお住まいの自治体のHPなどで、パソコンの処分方法を確認しておきましょう。
自治体の回収BOXなどで回収してもら場合の特徴として以下が挙げられます。
- 処分費用はかからない
- データは自分で消去する
- 本体やパーツなどが対象か確認する必要がある
- 回収場所まで自分で運ぶ
パソコンは『粗大ごみ』として捨てることはできないので、自分に合った方法を選んで処分しましょう。
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