トイレ掃除は好きですか?
- 汚い
- 面倒くさい
- 掃除の方法がわからない
などの理由で、苦手な方も多いと思います。
しかし、簡単にきれいになる方法があるとしたらどうでしょうか?おそらく、ほとんどの方がこまめにトイレ掃除をするようになります。
なぜなら、きれいなトイレは気持ちが良いからです。逆に、放っておくと汚れがひどくなり、掃除が大変になってしまいます。
ポイントは、『汚れに合わせて洗剤を使い分ける』ことです。さらに、普段から少し気を付けるだけで、きれいなトイレをキープすることができます。
誰でも簡単にできる方法ですので、ぜひ試してみてください。この記事では、トイレ掃除の方法について解説しています。
トイレ汚れの種類
まずは、トイレの汚れの種類について解説します。トイレの汚れは、3種類に分けることができます。
- 黒ずみ汚れ
- ピンク汚れ
- 黄ばみ汚れ
それぞれの特徴に合わせた洗剤を使うことで、トイレ掃除が簡単になります。
では、順番に見ていきましょう。
黒ずみ汚れ
黒ずみ汚れの正体は『カビ』です。カビは水分が残っている所に発生します。
- 便器の中に溜まっている水の周り
- 便器のふちの裏側
- 便器内の水が最後まで流れている場所
などが黒くなりやすい場所です。
軽い汚れであれば、【中性洗剤】でこするだけで落とせます。
しつこい汚れには、【塩素系漂白剤】を使います。
中には、狙った所に逆さにしても使える『トイレ専用の洗剤』もあります。
ただし、【塩素系漂白剤】は【酸性の洗剤】と混ざると有毒ガスが発生するため、それぞれ別の日に行いましょう。
塩素系漂白剤を使いたくない方は、酸素系漂白剤を使う方法もあります。
酸素系漂白剤を使う方法は下記のとおりです。
- 約50度のお湯に適量の【酸素系漂白剤】を溶かします。
- 黒ずみ汚れの上にトイレットペーパーを敷き、上から液体にした【酸素系漂白剤】をかけます。
- 1時間ほど経ったら、そのまま流してみましょう。
ピンク色の汚れ
ピンク汚れの正体は『菌』です。発生する条件や場所は、カビと同じです。
ただし、カビより繁殖するスピードが早いです。
黄ばみ汚れ
黄ばみ汚れの正体は『尿石』です。尿石とは、尿に含まれるカルシウムが固まったものです。また、嫌な臭いの原因になります。
尿石は【酸性の洗剤】で落とすことができます。手に入りやすく安全な【クエン酸】を使うと良いでしょう。
- スプレーボトルに水とクエン酸を【100ml:小さじ1杯】入れて混ぜる(クエン酸スプレー)
- 便器の気になる所に、トイレットペーパーを敷く
- トイレットペーパーの上から、【クエン酸スプレー】を吹きかける
- 30分ほど経ったら、トイレットペーパーを外し尿石を拭き取る
もし取れない場合は、トイレ用の酸性洗剤を使いましょう。
ただし、どちらの場合も【塩素系漂白剤】と混ざらないように注意してください。
トイレ掃除の頻度
トイレの汚れには共通するポイントがあります。
それは、時間が経つと次第に汚れが目立ってくるということです。
つまり、こまめに掃除をしておくと、きれいな状態をキープできます。しかし、毎日トイレ掃除をするのは大変なので、少し工夫をしましょう。
- 部分的なトイレ掃除を毎日する
- 全体のトイレ掃除を週1回する
こうして掃除する場所を分けることで、気軽に時間をかけず済ませることができます。
それでは、『毎日するトイレ掃除』と『週一回するトイレ掃除』に分けて解説していきます。
毎日の掃除の方法
毎日行うためには、できるだけ『簡単に済ませる』ようにするのがポイントです。
トイレの汚れは、早い段階であればこするだけで簡単に落とすことができます。
ですから、毎日掃除をするのは面倒に思えますが、トイレが汚れていくのを防ぐことができるので、結果的に手間を減らせます。毎日の掃除は、汚れやすい『便器の中』や『便座』のみ行うので、時間はかかりません。
では、続いて掃除方法を見ていきましょう。
①スプレー式の中性洗剤で便器内を掃除
トイレの汚れが軽いうちは【中性洗剤】を使いましょう。
便器の中全体にスプレーを吹きかけます。
②トイレブラシで便器の中・裏をしっかり掃除
次に、【トイレ用ブラシ】で便器の中をこすります。特に、便器のふちの裏側は見えない場所なので、汚れが溜まりやすいです。
そのため、裏側にも当たるような形のトイレブラシを使うと、効率良く掃除ができます。
③トイレ用の掃除シートでフタや便座を拭く
最後に、【トイレ掃除用のシート】を使って、フタや便座などを拭きます。そのまま、便座の裏や便器のふちなども拭いておきましょう。
毎日行うことで時間をかけずに、トイレをきれいな状態のまま使うことができます。
週一の掃除の方法
トイレ全体の掃除は、週1回のペースで行いましょう。
- トイレのタンク
- 壁
- 床
など、毎日掃除をする以外の場所を、順番にきれいにしていきましょう。
まず、掃除をする順番についてですが、基本的に『上から下』にかけて進めていきます。なぜなら、汚れやホコリが落ちるからです。
できるだけ効率良く掃除をすることで、短い時間で終わらせることができます。
それでは、掃除方法について見ていきましょう。
①トイレのフタやタンクなどのホコリを掃除
まず、トイレのタンクを掃除する時に注意することがあります。それは、『タンクの中に入れてはいけない洗剤』があることです。
中には、『洗ってはいけないタイプ』もありますので、詳細は説明書で確認してください。もし、タンクの中をきれいにしたい場合は、【タンク専用の洗浄剤】を使いましょう。
また、蛇口が付いているタンクの場合は、洗剤を使って掃除をすると、中に流れ込んでしまうかもしれません。水垢を取るためには【クエン酸スプレー】が効果的ですが、タンクの中に入らないように注意してください。
下記はホコリが溜まりやすい場所なので【お掃除シート】で拭きましょう。
- トイレのフタ
- タンク
- ペーパーホルダー
- ウォッシュレットの操作パネル
- 棚
②床や壁の掃除
次に、壁や床もお掃除シートで拭いていきます。最近は洋式のトイレが多く、男性が立ったまま用を足すと、周りに尿が飛んでしまいます。
加えて、トイレはフタを閉めてから流すと、周りが汚れないのでおすすめです。
また、水分が残ると汚れの原因になるので注意しましょう。
③便器と床の隙間をしっかり掃除
便器の外側や床との隙間も、ホコリや汚れが溜まっていきます。上から見ると死角になり、暗がりで汚れていても気付きにくいです。ですから、週1回はきれいに拭くようにしましょう。
お掃除棒とは、割り箸にウェットシートなどを巻いて、輪ゴムで留めたものです。お掃除棒は、他の場所を掃除する時にも使えるので覚えておきましょう。
『週1回のトイレ掃除』はここまでになります。
もし、トイレの汚れが残ってしまうようなら、汚れの種類に合わせた洗剤を使ってみましょう。『毎日の簡単なトイレ掃除』と合わせて行い、いつもきれいなトイレにしておきましょう。
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